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固形墨は硯で磨ると、墨の粒子の大きさが不均衡になります。
大きい粒子もあれば小さい粒子のものも出てきます。
これが作品の奥深さにつながるわけです。
固形墨の濃淡に関しては、濃いときには重厚さを、淡墨のときには立体感を表現します。
一方液体墨は粒子径のそろった原料を使っているのできれいなのですが、濃いときには重厚さに欠け、淡墨においてはやや平面的になります。
墨液が作品用としてあまり使われないのはこの点にあります。
ちなみに、固形墨は新墨では水温18℃以下になると急激に粘度が増加し、思うような磨墨液が得られない可能性があります。
ですので、冬季に固形墨をお使いになる場合は18℃以上の水を使える環境で使用されることをオススメします。
18℃以下の水しか使えない環境で使用される場合は液体墨を使うのが良いでしょう。
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しかしながら、その詞に深く感動を与えていることと、本を通して書道に興味を持つ人が増えたことは事実です。
その点において、私は非常に尊敬しています。
暖かで、力強い詞の集合体です。