ワタシが書道を習い始めたのは幼稚園に通っていた頃、いやもう少し前だったでしょうか・・・。


墨を磨る方法として、
「姿勢を正して、墨の重さで磨るように軽く持って、あまり力をいれずに磨りなさい。」なんて教えられた記憶があります。
こうすればいい墨が出せますよということだったと思います。
おそらくこれは書をされる方にとっても半ば常識となっていることではないでしょうか。


しかし、こうすればホントにいい墨液がつくれるのでしょうか?


例えば墨磨り機。
墨磨り機が使われ始めてかなりの年月が経ち、相当普及していますが、墨にかける力はかなりのものだと思います。
でも、墨磨り機でつくった墨液で苦情が出たという話はあまり聞きません。
ということは、力を入れて磨ったとしても、実際はあまり差がないということになります。
実際は違うのでしょうが、普通には見分けがつかないものです。


屁理屈を並べましたが、だからといって手入れのされていないような鋒鋩のない硯に力いっぱい墨をこすりつけることがいいことではないことも周知の事実です。


磨墨は書のはじめ、心を静め、気を整えるためのものでもあります。
精神的な準備をするということに意味があるということなのでしょう。

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