小筆で九成宮醴泉銘を臨書
現在、当社(大阪教材社)で企画している小筆2点の書き味をテスト中。
歐陽詢の九成宮醴泉銘を臨書しています。
九成宮を臨書する場合、先がきく筆(トメ・ハネ・ハライがキレイに表現できる)でないといけません。
中国の筆(写巻や双料写巻など)の場合、200〜300円と買い求めやすいですが、耐久性はあまりないんです。
おおよそですが、この臨書で半紙100枚も書くと先が駄目になってしまうでしょう。
日本の筆ですと、中国の筆くらい先のきく筆で書こうと思えば、2000〜5000円かかります。
そのかわり耐久性は相当増します。
今回企画している筆で目指すところは、耐久度があり、書きやすく、買い求めやすい筆です。
現在、半紙に50枚ほど試していますが、毛先のまとまりがよいですね。
耐久性にも期待が持てます。
現時点でこの筆の感想は、
書きやすさ合格ライン。
特に墨含みがよく、伸びがあります。
販売価格は1000円を切るくらいを考えています。
今後、どのくらい使えるかテストし、商品化するかどうか検証します。