書道用紙のこと

スタッフの篠原です。


一口に紙と言っても、沢山の種類のある紙を選ぶのは、容易なことではありません。



紙にも柔らかい紙や、硬い紙、よく滲む紙、加工紙のような滲まない紙などさまざま。



自分の筆に調和する紙をいろいろ試すことが大事で、書作品を作る場合はなおさらです。


紙と筆とのバランスは、作品を作るときの永遠のテーマになりそうです。


初心者の方は機械漉きの紙で練習することが多いと思いますが、ここはどんどん手漉きの紙もいろいろと試してください。


書き味を楽しむのも面白いと思いますよ。


思いがけない線が書け、上達を手助けしてくれることもあります。


紙の保存方法は、


なるべく湿気のない直射日光の当たらない涼しい所に保管すると良いです。


紙をねかして数年保管して使う方が墨色もよく、書き易くなりますが、くれぐれも虫に食われないよう防虫剤などで対処することも忘れないようにしたいものです。


これから梅雨時で作品つくりに苦労する時期ですが、なるべくよく晴れた日に書くことも大事な要素ですね。