鑑賞について

先日、映画「剣岳 点の記」を観ました。


立山の美しい自然と測量に命をかける男たちを壮大なスケールで描かれていて感動。


観た後、日本にはこんなにも美しい山々があり、今すぐにでも銀幕ではない本物を見たくなりました。



「百聞は一見に如かず」本物に勝るものはありませんね。




登るのは大変ですが・・・


本物を鑑賞するため、書に限らず、さまざまな芸術の本質を求めて展覧会などに出掛けることがありますが、その時作品から訴えてくるものを自分の目で観て感じる力を養うよう努めています。


本物にしか味わえないすごさ、印刷されたものからは得られない独特なオーラを感じることがよくありますが、ただ見ているだけでは鑑賞にはなりません。


やはり心の眼で深く観ると、鑑賞眼も高まると思います。


数年前、京都国立博物館で観た空海の「風信帖」はまさしく本物の持つ奥深さと気韻が観る者の心に深く迫るものでした。